あらすじ
貴族と平民の厳しい身分制度が敷かれた王国。
平民の娘ルクレツィアは腕一本で仕立てを生業とし、やがて王宮にお針子として召し抱えられることになる。
だが王宮は華やかさの裏で冷酷だった。
「貴族は貴族、平民は平民」――身分の違いを盾にした理不尽な暴力や差別が、日常のように彼女を襲った。
それでもルクレツィアは、お針子としての誇りを捨てずに針を進め続ける。
ある夜、金髪の貴族軍人ハイド卿がルクレツィアの寝室に忍び込み、「貴族なんだからいいだろう」と彼女を脅す。しかしルクレツィアは毅然と立ち向かい、約束を取り付けるが――ハイドはそれを裏切ってしまう。
ルクレツィアは傷つくも、そんな彼女を見そめた青年貴族が新しい伴侶となる。