あらすじ
辺境の農村で鍛冶屋をしていた主人公・タイチは、ある日突然思い出した。
ここがかつて前世で夢中になってプレイしていた剣と魔法の王道RPG――『アルセリアクロニクル』の世界であることを。
まさかの憧れの世界への転生にタイチは大喜び……かと思いきや、彼は絶望する。
なぜならゲームにおけるタイチの立場は、プレイ開始の冒頭イベントで真っ先に殺されるモブ鍛冶屋だったからだ。
だが、そこでタイチは閃いた。
「待てよ? ここが剣と魔法の世界なら、もし“銃”があれば無双できるんじゃ……?」
幸いにも自分は鍛冶屋。武器の製造はお手のもの。
火縄銃に始まり、リボルバー、マシンガン、手榴弾にロケットランチャー、果ては戦車まで――。
前世のミリオタ知識をフル動員して、ありとあらゆる兵器を創り出すタイチ。
そして気づけば何もないただの田舎だった村は、いつしか『難攻不落の軍事都市』と呼ばれるようになっていた。
この物語は、本来ならゲームであっけなく即死するはずだったモブ鍛冶屋の、必死すぎる抵抗記録である。