あらすじ
中森奈子、17歳。飯田橋駅で偶然出会った大学生・田中ユタカとの恋は、奈子にとって初めての恋だった。理想の恋人との日々は夢のように輝き、未来を信じさせてくれた。だが卒業式の日、ユタカは「誰の色もついていない道を歩きたい」と別れを告げる。失意の奈子は大学進学も放棄し、孤独に沈む。
やがて幼い日の記憶に導かれ、一人で山へ登った奈子。雷雨に打たれ、震える中で見上げた空に現れたのは、巨大な虹だった。涙の先に見えたその光は、彼女に「新しい道」を示す。これは、一人の少女が失恋を経て、自分自身を取り戻し、再び歩き出す物語。