あらすじ
人間界、魔界、神界、冥界――。
本来は分離された世界の狭間に「境界(大世界)」と呼ばれる地がある。
そこは多種多様な種族と文化が入り乱れ、常に“異常”が生まれる混沌の場所。
照嶽透真(とうま)。
この大世界で厄介ごとを請け負う“解決屋”として生きる男。
飄々として掴みどころがないが、彼の素性を知る者は誰もいない。
そんな透真が受けた依頼は「少年を探せ」というものだった。
報酬は破格。違和感を覚えつつも引き受けた透真は、やがて異世界から来た少年レオンと出会う。
彼が持つのは、父の形見である“大きな鍵”。
しかしその鍵はただの魔道具ではなく、盗人少女ミリアの手に渡ったことで、各勢力を巻き込む争奪戦の火種となる。
異世界から来た少年。
鍵を盗んだ少女。
そして、彼らに巻き込まれる解決屋。
三人の出会いは偶然にして必然。
それは境界を越え、やがて世界を揺るがす戦いの幕開けとなる――。