あらすじ
「エリアーナ・フォン・ヴァインベルク! 今日この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
地味で口下手というだけで、婚約者である第一王子から無能と罵られ、公衆の面前で婚約を破棄された公爵令嬢エリアーナ。しかし、彼女こそが、匿名で数々の画期的な「魔道具」を発明し、国の発展を陰から支えてきた天才発明家だった。
全てを失い、国を追われた彼女に手を差し伸べたのは、その才能をとうの昔に見抜いていた隣国の天才魔術師アレクシス。「あなたの才能を、私の国で花開かせてほしい」——最高の環境と惜しみない愛情を注がれ、エリアーナは本当の自分を取り戻していく。
一方、偉大な発明家を失った王国は、魔道具のメンテナンスもできずにインフラが麻痺し、大混乱に陥っていた。愚かな王子が後悔の念に駆られ、彼女に泣きついてきたときには、時すでに遅し。
これは、不当に虐げられた令嬢が、真実の愛と幸福を手に入れるまでの、痛快な逆転劇。