あらすじ
『いいかい? カルラ。 家族というものはね、温かいものなんだよ』
私がまだ小さかった頃、お祖母様がそう教えてくれたーー。
ある日、王都で魔法使いをしていたカルラ・ヴァーベナは西の森への配置換えを言い渡される。
国境沿いに広がるその森は別名『迷いの森』とも言われており、魔物が多く、腕の立つ騎士や魔法使いでも苦戦を強いられる魔物の巣窟となる場所だった。
行けば即死。
そう訴えるも「そんなことない」と根拠の無いことを言われ、結局地図を片手に西の森を目指すこととなった。
目的の西の森から一番近い町へと着いたカルラ。西の森を管理しているという辺境伯の元へ立ち入りの許可をもらいに行くが……。