あらすじ
とあるダンジョンを探索中、仲間のカテラが魔物によって操られてしまった。
魔物の手中にに堕ちたカテラの姿を見て、パーティ一行の脳裏に、カテラと過ごした日々の光景が蘇った——
「お願い! お金足りないから代わりに払って! 今度絶対返すから!」
「財布忘れてきちゃったから、代わりに払って!! 宿に帰ったら返すから!」
「財布はちゃんと持ってきてるし、お金もちゃんと持ってるよ! だけど、今回は少し足りなかったの!」
「みんな、ケチ!! この前は払ってくれたのに、なんで今回はダメなの!? お願いだよ〜、今回は絶っっっ対に返すから!!」
「返すのが少し遅くなるくらいで、そんなに怒らなくても良くない?」
「あ〜! そうだった〜。お金借りてたんだった〜、ごめん、すっかり忘れてた〜あははは」
「そもそもご飯食べに行くとか聞いてない! 財布が必要だって言わなかったみんなが悪いんじゃん!」
「武器の強化するなんて思わなかった〜! だって、魔物があんなに強いと思わないじゃん!」
「みんなは好きなものたくさん食べて、武器も好きなだけカスタマイズしてるのに、なんでぼくだけダメなの? お金ならちゃんと持ってきたよ!」
「だーかーらー、財布はちゃんと待ってきた! お金も入れてきた! ちょっとオーバーしちゃっただけ!」
「絶っっっっっ対に! 絶っっっっっ対に! 絶っっっっっ対に次は返すから!」
——よし……殺るか。
パーティ一行は心を一つに魔物……いやカテラへと切り掛かった!!