あらすじ
平凡、地味、影が薄い。
高校二年の眞白京太は、まさに“モブ以下”な男子。
部活も恋愛も無縁、流されるまま「なんとなく」で生きていた。
――が、ある日。
授業中の居眠りから目覚めると、そこは天上の祭壇。
美しき虹色の女神が「七人の勇者」を召喚し、加護と神器を授けていく。
世界を救うために。
……七人?
いや、どう見ても俺を入れて八人いるんだが?
しかも女神は言う。
「すみません、手違いで呼んでしまいました」
帰れない。
加護も神器もない。
異世界に召喚されたのに、俺は勇者ですらない。
――そのはずだった。
「やっと見つけました、〈厄慟〉様」
耳に届いた声。
俺に本来与えられるはずだったのは、“魔王”としての力。
人々の慟哭を力に変え、この世界を“白紙”に戻す存在。
女神に選ばれた七勇者。
そして、手違いで生まれた“モブ系魔王”。
虐げられ、居場所を奪われた者たちと出会い、京太は考える。
世界を救う正義とは何か。
世界を壊す魔王とは何か。
――そして、本当に「白紙」にすべきものとは。
笑いと絶望、勘違いと陰謀が入り混じる異世界譚。
平凡男子は“魔王”として、異世界に反逆を刻む。
『モブ系魔王の異世界白紙計画』
――これは、手違いから始まる新たな世界の物語。