あらすじ
ー喧嘩に明け暮れる日々の中、少年は弓道に出会うー
「弓道こそ、我が主戦場じゃ。お主も弓の道を歩んで行けば、いずれ儂と合間見える日もくるやもしれん。」
老人は竜太を見つめる。
その眼は、何故か優しげな光を称えていた。
「小僧、道を誤るなよ。」
そう言うと、老人は弓を担ぎ、今度こそ去って行った。
竜太はしばしその場に立ち尽くしていた。
しかし、パトカーのサイレンの音が近づいてくると、はっと我に返る。
「・・・弓道だと、何でそんなもんを。」
竜太は、そう呟くと言うことを聞かない身体を引きずり、その場から逃げ出した。