あらすじ
地球滅亡まで、あと24時間——。
そんなニュースが流れても、桜は変わらず咲き、学校ではいつも通りの朝が始まる。
高校2年生の佐原碧人は、課題として出されていたレポートを、いっさい書いていなかった。
未提出者は、佐原のみ。
——地球がなくなるなら、レポートもなかったことにできるのでは……!?
しかし、佐原の考えは甘かった。担任の篠原遼から告げられる。
「佐原。レポートの締め切りは、明日の朝だ。必ず提出するように」
「地球滅亡の朝!?」
「関係ない。絶対に提出しに来ること」
テーマは「生と死について」。
ふざけた話だと思いながらも、佐原は机に向かい、拙い言葉を綴り始める。
書きながら、思う。
これはまるで、自分が生きた証を残すための、遺書のような——。
「……」
この世界が終わる前に、レポートを篠原の元へ。
腹が立つほどいい天気だった地球最後の日を、きっと忘れない。
***
『作家チーム:ZEN』アンソロジー企画
テーマ【締め切り】
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2025/5/9 完結
2025/5/3~ 不定期更新
2025/5/2 表紙公開