あらすじ
大商会から「才能がない」と追放された俺が流れ着いたのは、寂れた辺境の村だった。
なぜか俺を伝説の賢者だと勘違いした村人たちに、新しい村長として祭り上げられてしまう。
やるからには、この村を大陸一豊かにしてやろう。
俺の武器は、戦闘力ではなく、商会で培った知識と現代日本の経営術だ。
魔物の骨を加工して高級アクセサリーに、エルフが作る薬草を『限定品』としてブランド化し、ドワーフの工芸品にストーリーを付けて売り出す。
需要と供給を読み、情報を操作し、付加価値を創造する。
気づけば、寂れた村は大陸中から人や物が集まる巨大商業都市へと発展していた。
俺を追い出した商会が、取引のために頭を下げてくるのが今から楽しみだ。