あらすじ
篠原悠真(16歳)は、一見平凡な高校生だが、生まれながらに炎を操る異能を秘めていた。彼にとって最も大切な存在は、姉・美咲と妹・莉奈。だがその平穏は、美咲の突然の死によって崩れ去る。事故死とされた出来事の裏に「他殺の疑い」が浮上し、悠真は真実を追う決意を固める。炎は彼にとって隠すべき力から、復讐と誓いの象徴へと変わっていった。
やがて悠真の前に、風を操る青年・風間隼人が現れ、彼を試すように戦いを挑む。姉の残した「ルクセンブルク古城に眠る真実」を手掛かりに、悠真は隼人と行動を共にすることになる。さらに、氷の力を持ち孤独に生きる蒼井氷河、雷を纏う豪快な大石雷太と出会い、それぞれの思惑を抱えた仲間たちと共に闇の組織へ立ち向かうこととなる。
組織を率いるのは、敵の能力を瞬時にコピーし、持ち主以上に使いこなす怪物――ラファエル・シュナイダー。その冷徹な力は絶対的で、右腕である「闇の執行者」黒木龍一郎と共に、悠真たちの前に立ちはだかる。美咲の死の真相もまた、この闇に深く繋がっていた。
失われた姉の言葉――「人は守るべきものを持つことで強くなれる」。その教えを胸に、悠真は仲間と共に戦い、仲間を決して見捨てないという信念を炎に託す。やがて復讐の炎は、世界を覆う闇と対峙する希望の光へと変わっていく。