あらすじ
目を覚ました瞬間、世界が音を立てて壊れていくようだった。
新垣恭大は、見知らぬ場所で目を覚ました。銃声。火薬の匂い。赤い髪の少女が銃を構えて戦っていた。
「あなた、死にたいの!?」
初対面で怒鳴られた。
「死にたくないです!」
全力で答えた。
彼女の名前は白羽みさね。そして、能力がなかった。自ら銃を取り、「能力者対抗戦隊」を立ち上げ、この歪んだ世界に抗っていた。
そんな彼女に導かれるように、恭大は異能者たちが集う学園に編入される。
炎、氷、闇、光――特殊な力を持つ少年少女の中で、恭大の新しい生活が始まる。
仲間との出会い。能力への憧れ。時には笑い、時には涙しながら、恭大は次第にこの世界を受け入れていく。
だが彼はまだ知らない。
学園の奥深くに封じられた“彼女”の存在を。
決して出会ってはならない少女。
それでも――出会ってしまった瞬間、世界はもう元には戻れない。
これは、"能力のない少女"が築いた正義と、
"出会ってはならない彼女"が壊す運命の狭間で揺れる少年の物語。