あらすじ
六儀風花――平凡で地味な少女の唯一の支えは、姉と過ごす静かな日常だった。しかし、最愛の姉は不可解な「外傷なき失血死」で命を落とし、世間からはドラッグ事件に関与したかのような疑惑をかけられてしまう。真実を求める風花の前に現れたのは、美虎ジョーと名乗る金髪の青年。彼は「人の心に入り、嘘を駆使して本音を暴く」探偵であり、自らを“この街の一等星”と呼ぶ謎多き存在だった。
ジョーの導きで風花は「アニマステラ」と呼ばれる心の世界へ踏み込み、姉の死に隠された真実へと迫っていく。だがそこには、断罪者“ジャッジ”や、お面をつけた謎の人物の存在が待ち受けていた。虚構と真実が交錯する舞台の中でジョーは軽薄な嘘で人を煙に巻きつつも、時に眩いほどの真実を突きつける。彼の輝きに苛立ちながらもその引力にあてられた風花は、自らもまた「自分の本音」を向き合うことになる。
嘘つき探偵と、姉を信じたい妹。交差する二つの星は夜空にどんな星座を描くのか。
舞台はすでに整った――これは、嘘のような輝きを放つ“一等星”と、本心を隠し続けた七等星が紡ぐ――嘘と真実の物語。