あらすじ

『ガリヴァー旅行記』(原題:Gulliver’s Travels)

旅の名は、ガリヴァー

帆を上げろ、風を抱け
世界の果ては、まだ見ぬ問い

小人の国では王よりも大きく
だが心は、細き縄に縛られた
「偉大さとは、力のことか?」
目線の高さが、問い返す

巨人の国では蟻のよう
姫の指が、そっと撫でる
「優しさは、上からも届くのか?」
小さき声が、巨き世界に響く

空飛ぶ島は理を唱え
地に足をつけぬ者たちの孤独
「知とは、地を離れてなお意味があるか?」
学びが空回る音がする

理性ある馬の国では
人の姿が、もっとも獣だった
「誇りとは、どこにある?」
蹄が示したのは、静けさと秩序

帰りついた祖国は
慣れ親しんだ狂気の海
「我は誰か、人間か?」
馬と語りたくなる夜が、続く

あとがきのような一節

世界を見た彼の目は
外に向いていたのか
それとも、内に沈んでいったのか

風刺とは刃
だが、愛なき刃では人は斬れぬ

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2025/09/07
  • 現在の作品『ガリヴァー旅行記』(原題:Gulliver’s Travels)