あらすじ

ネタバレあらすじ 第一章  金玉(きんぎょく)少年は、月の女神、嫦娥に呪いをかけられた。満月の夜になると、男を惹きつけてしまうのだ。両親は「結婚すれば呪いが解けるのではないか」と考え、婿に出す。  その途中、金玉は山賊の肝油(かんゆ)にさらわれる。そこから逃げ出し、白猿の妖怪、申陽(しんよう)にかくまってもらう。  満月の晩、申陽は金玉に「好きだ」と打ち明ける。金玉のかたくなな心も解けようとしていたが、そこに肝油がやってきて、金玉の取り合いとなる。彼らは都に行き、裁判で決着をつけようとする。 第二章  帝はその噂をききつけ、金玉たちを呼び出す。帝は金玉を側室にしようとしたが「男を抱いては命に関わる」と止められる。申陽は話をごまかすため「子どもがほしい帝のため、私たちが子授けの薬をとってきましょう」という。  彼らは西風大王のお札、すっぽん水晶、蟠桃(ばんとう)といった、子授けに効果のあるアイテムを入手する。  だがそれと共に、三角関係はますます泥沼化していくのであった。金玉は肝油と口づけを交わすが、申陽とも正式な交際をはじめる。また金玉は、月のウサギ、兎児と知り合う。 第三章  子授けの薬をつくるためには「美少年の精」が必要だった。それを搾りとられた金玉は、羞恥のあまり逃げ出す。元天女のヒキガエルは「占い師に、運命の人を占ってもらえばいい」という。  その占い師(実は神さま)は、ファイルに君の名前が見つからないといい、月宮殿へ連れていく。占い師は「金玉には、前世からの縁がある」という。  金玉は嫦娥に呪いを解いてもらおうとするが、逆に嫦娥の怒りを買い、ふたなりとなって、兎児と共に地上に落とされる。 第四章  一行は、子授けの薬を帝に渡すため、都に帰る。  ふたなりになった金玉は、帝からプロポーズされる。他の二人も婿に立候補する。金玉の両親は、婿たちにさまざまな難題を与えて、彼らを試す。  肝油は、金玉以外の美少年に心ひかれる。帝は金玉にアプローチして、かなり良い関係になる。申陽は帝と金玉がイチャついているところを見て「君とは結婚できない」と怒り、婿になることを辞退する。 第五章  申陽から拒絶された金玉は、帝と結婚することになった。だが妖怪、悦蛇(えっだ)が金玉をさらう。申陽は金玉を助けようといろいろ工作するが、ことごとく裏目に出る。  最終的に悦蛇を矢で射るが、そのために世界が崩壊してしまう。大洪水がおこり、その最中、金玉は「自分と申陽は、七夕伝説の牽牛と織皇の生まれ変わりである」と知る。  本当の呪いというのは、目に見えないものだ。金玉は自分たちの因果を知り、満月の呪いが解ける。  金玉と申陽は愛を確かめ合う。真実の愛によって、ふたなりの呪いも解けた。  帝は月のウサギと、肝油は他の美少年と結ばれた。また悦蛇は、倭国に冒険の旅に出た。  天の川で引き離されていた恋人は、再び結ばれた。天地万物、陰陽相和合し、すべての因縁が正しく結ばれたのであった。

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カクヨム
カクヨム2024/08/09
  • 現在の作品金玉獣遊記(きんぎょくじゅうゆうき)