あらすじ
――精力を魔力に変換できる世界。
そんな世界に転生した主人公のユノ。
彼は人当たりが良く、優しく、折り目正しく礼儀正しく、誠実で真面目であった。
人によって大きく態度を変えず、平等主義で博愛主義。争いごとは極力避け、暴力を忌み嫌う。
誰にでも好かれる性格ではなかった。美男美女の多い世界において美とも醜ともつかぬ微妙で平凡な容姿。
だから、誰もが彼を愛したわけではない。彼の生き方を偽善だと笑う者もいた。だが、彼を一度でも愛した者たちは凄まじく、異常なほどの執着を見せた。
彼の香り立つ魔力に誘われた女性は心を奪われ、彼の身体を奪おうとする。
いざ――というときの勇ましさと圧倒的な強さに男たちは痺れ憧れ、心酔した。
立ちはだかる悪を挫き、救いを求める者にはいかなる場合も迷わず手を差し伸べる聖人君子…………かのように周囲の目には映ったが、その実、彼にそんなつもりなど微塵もない。
彼は四百年間童貞を守り抜いた童貞の中の童帝であった。泳がなければ窒息してしまうマグロの様に、常にいやらしい事を考えていなければ落ち着かず。まじめに話している振りをしていても心の中では悪態をつき、いやらしい妄想をしているような男。誠実でもなければ真面目でもない。人当たりがいいのも波風立てるのが苦手で嫌われたくないから八方美人になっているだけ。
大いなる魔力に翻弄され。勘違いをした仲間たちに担ぎ上げられ。世界を包む闇に立ち向かい、胸を包む薄布に勃ち向かう――
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※ノクスノベルス様より書籍化され一巻、二巻発売中です。
書籍版とWEB版ではお話しや展開が丸っと異なりますので二度美味しいです。やったね。
他サイトで掲載していましたが表現の過激さゆえに運営様より警告を受けたのでこちらに来ました。あと一回やりすぎたらBANだそうなのであっちでは書けません。えっちなのはいけませんね。