あらすじ
彼女の誕生日が近づいていた。だから僕は勇気を振り絞って、人生で初めて一人で化粧品専門店へ足を踏み入れた。
本当はただプレゼントを選ぶつもりだったのに──そこで出会ってしまったのは、学校一の美少女(高嶺の花)!
アルバイト中の彼女は、化粧品を紹介しながら柔らかく微笑み、真っ直ぐな瞳を向けてくれる。
教室で見せる、近寄りがたい冷たい雰囲気とはまるで別人のようだった。
知り合いに見つかった恥ずかしさと緊張で、僕の心臓はずっと早鐘を打ち続けていた……。
なのに、なぜだろう。噂よりずっと親しげで、時には冗談まで言ってくれる彼女に、僕は少しずつ距離が縮まっていくのを感じていた。
あの日、僕は初めて彼女のもう一つの顔を知った──そしてその一瞬が、僕たちの関係を静かに変えていったのだ。