あらすじ
この作品は、前作「大川端に桜が咲くころ」の続編で、岡っ引・喜市の九作目になります。
第1話 紅梅が咲くころ
第2話 湯島天神に梅が咲いたら
第3話 根津権現様に祈る
第4話 同心島田はそれをきつく締めて
第5話 月草色の雨があがれば
第6話 お菊を見ずして、笠森を語るなかれ
第7話 雨水
第8話 大川端に桜が咲くころ
不忍池近くに住む岡っ引・喜市が、神田明神近くで起こった泥棒を追う物語です。その背景には悲しい出来事も見え隠れする。
前回「第8話 大川端に桜が咲くころ」では、庭師惣兵衛宅に押し入った泥棒をようやく捕えることができた。大きな事件もなく暇になった喜市は、妻と娘と連れだって向嶋の長命寺まで桜見物に出かけるなど、ゆったりした日を過ごしていた。
(主要登場人物)
喜市 不忍池近く・宮永丁に住む岡っ引
美野 喜市の妻
小梅 喜市・美野の娘
勘太 池之端仲町に住む下っ匹
お染 勘太の妻 茶屋兼居酒屋「お染」を営む女主人
お菊 勘太・お染の娘
島田重之助 八丁堀の同心
作治 島田家の中間