あらすじ
「ねえ、タンサさんって知ってる?」
生まれつき体の不自由な少女の綾は、今クラスで流行っているというある噂を話し出した。
「えっとね、サンタさんはいい子にしてるとプレゼントをくれるけど、タンサさんは持って行っちゃうんだ」
「持って行っちゃうって何を?」
「大事なものを持って行っちゃうんだって。クラスの子がね、言ってたよ」
ベンチで隣に腰かけていた幸一は、綾の話を小さな子供の話だと笑う。
しかし、その後街で起こった事件で、幸一の認識は全く形を変える。
大人や子供に関わらず、悪い人間の『宝物』を持って行ってしまうというタンサさん。
その噂の正体は一体…?
都会の街で起こる都市伝説を巡る物語。