あらすじ
自殺によって人生の幕を閉じた、13歳中学生。彼は、剣と魔法と陰謀渦巻く異世界に放り込まれる。全く新しい体、全く新しい人生。
(この人生では、誰かに必要とされる人間になるんだ…)
そう決意した彼だったが、才能はなく、どんなに努力しても、英雄はおろか、騎士にすらもなれなかった。それでも、彼の人生は充実していた。尊敬する四護衛士、アルマを師として仰ぎ、優しい家族、気さくな友人に囲まれ、前の人生とは比にならない程の幸福を享受していた。
「このまま年取って死ぬのも、いいかもな」
そんなふうに思っていたのだ。
ーーーそう、その日までは。
隣国に攻められたその国はあっけなく滅ぼされた。友人や家族は殺され、皇族は討たれ、師が残したのは、たった一人の皇子の娘。
一文無しになり、才能も、仲間もない一人の少年は、果たして託された皇女(に後々なるであろう幼女)を守り切ることができるのだろうか?