あらすじ
〜嘘の論文から始まる海と祈りの一年〜
飲料会社の総務部で目立たず働いていた若手社員・直樹。
ひょんなことから“レポート”をきっかけに、なぜか「博士」として担ぎ上げられ、インドネシアへ派遣されることになってしまう。
言葉も文化も分からない異国の地。
頼れるのはスマホのAIと、冷静沈着な翻訳者・アユだけ。
けれど直樹を待ち受けていたのは、村人や研究者、そして政府までもが真剣に耳を傾ける世界だった。
小さな誤解から始まった異動は、やがて祈りと海に満ちた国での、かけがえのない一年へと変わっていく――。