あらすじ
人×人外のダークファンタジーBL。
<登場人物>
マティアス・ファルケンハイン(20)
オストゼンケ領の領主代理。
まもなく侯爵となり領主になることが決まっている。
表の顔は物腰柔らかく細やかな気遣いのできる美青年だが、裏の顔は自分の醜悪さに気付かない者達を嫌うニヒリスト。
シェーンと出会い、恋に落ちてからは、献身的に彼の世話を焼く。
シェーン(??)
人喰いの怪物。
普段はかつて食べた美少年の姿に擬態している。
元々人であったが、飢えのため母の深い愛を解さず母の遺体を食べたことにより、神に罰を与えられ怪物となった。
人の肉を食べなければ身体が腐れ落ちるため、死への恐怖から100年以上人を食べながら生きてきた。
その過程で元の名前も姿も忘れている。
<あらすじ>
幼き頃両親を事故で亡くし、莫大な財産を相続した美しい貴族の青年マティアス・ファルケンハインは、隣の領主ヴェールマン伯爵の孫娘の誕生日に隣の領の城を訪れた。
退屈な日々に嫌気がさしていたマティアスだったが、招待されていた別の領のオイレンベルク男爵が連れていた美少年が、ヴェールマン卿の城下町にいた浮浪者の子供だと気付く。暇潰しにオイレンベルク卿を追い詰めてみようと思い、オイレンベルク卿の城に向かうが、その道中少年とオイレンベルク卿が馬車から飛び出し、森に入るのを目撃する。
追いかけた先で見たのは、怪物の姿になった少年がオイレンベルク卿を食うという衝撃的な光景だった。
しかし怪物はオイレンベルク卿の肉を食しながら涙を流していた。まるで人を食うという罪に苛まれるように。
マティアスは生きるために食べなければならないと割り切らず、罪を受け入れるその姿を「美しい」と思った。
そして怪物に食べられたいと思い、申し出るマティアスだったが拒否されてしまう。
怪物が食べたいと思う時まで共にいるために、オイレンベルク卿の死を野犬によるものと偽装し、怪物である少年を自領へ連れ帰った。
マティアスは彼にシェーンという名を与え、側に置くことにする。
そこで、シェーンが元は人間で神の罰で怪物に変えられたことを知る。また、人間の肉を定期的に食べなければ、身体が腐り死に至るという。
マティアスはシェーンのため、食糧を提供することになるのだが──。
表紙イラストはジョニー(https://twitter.com/unshinon?s=21&t=4O988xVNNJMIIPYXi_bGpQ)様に描いて頂きました!
ありがとうございました☺️✨