あらすじ
前世、理不尽にも「どブス!」と罵声を浴びせられて死んだ、しがないOLだった私。今世は『クライネルトの宝石』と謳われる公爵令嬢アンジェーヌに生まれ変わったはずが…なぜか夜会で、婚約者にまたも「どブス!」と罵られ、忌まわしい記憶が蘇った!
それ以来、私の周りでは、誰もがその言葉を口にするようになり、私は『精神が不安定な令嬢』として孤立していく。
絶望の中、私に手を差し伸べたのは、氷のように冷たい第二王子アレクシス。
「そんな言葉、この国には存在しないぞ」
彼との出会いで、この事件が、大商人バルトロによって仕組まれた、周到な陰謀だと知る。王子は、国を蝕む巨悪としてバルトロを追っていたが、彼のアンジェーヌへの異常な執着の理由は、王子にも分からないでいた。
「おまえ、餌になれ」
私は、バルトロの尻尾を掴むための「餌」という名の、危険な囮にさせられるのであった…
これは、不屈の元OL魂を持つ公爵令嬢が、彼女を駒としか見ていなかったはずの冷徹王子と、予測不可能な恋に落ちながら、自らの人生を狂わせた敵の謎に迫る!