あらすじ

聖女としてこき使われ、治癒も祈祷も「便利な道具」としか扱われなかった私。「こんなブラック聖女業、もう辞めます!」と退職届を叩きつけ、自由な旅へ出ることを決意した。
ところが旅の途中で、呪いに倒れた辺境伯を助けてしまう。人々から慕われる完璧な紳士――そう思っていた彼は、なぜか私を決して手放そうとしなかった。にぎやかな市場でも、群衆の向こうから視線を外さず、微笑みながらじっと私を追ってくる。そして、夕暮れの庭で抱きしめられた時。
耳元で囁かれた声は、弱々しく、切ない響きを帯びていた。「……どこにも行かないで。君はもう俺のものだ。他の誰にも渡さない。二度と」
甘くて怖い、包容と独占のはざま。自由を求めたはずの私の心は、いつしか彼の不安と溺愛に縛られていく――。

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アルファポリス
アルファポリス2025/09/06
  • 現在の作品ブラック聖女業廃業~自由を求めた私、辺境伯様の切なげな独占に囚われて~