あらすじ

《それは、便座の上から始まった》  人生に「どこで間違えたのか」なんて問いは、意味がない。  気づけばそこにいる――ただ、それだけだ。  たとえば、トイレにいる時間が人より長かったから。  たとえば、読書の場所が“便座の上”だったから。  そんな理由で、神に選ばれることだってある。  俺の名は――いや、今はそれも意味がないかもしれない。  34歳、無職、趣味:読書。  この物語の始まりは、そんな俺が“実家の壊れたトイレ”に座っていた瞬間だった。  タンクに水がたまる、あの「ポコポコ」という音。  そして、あるページをめくったその“刹那”――レバーが、勝手に下がった。  流されたのは、水だけじゃなかった。  現実から、常識から、そして俺自身から――  俺はまるごと、異世界へ“流れ出して”しまったのだ。  そこは、魔法があり、神々が存在し、種族が入り乱れる世界。  そして、俺にしか使えない“力”があった。  俺はまだ、この力の本当の意味を知らない。  でも、ひとつだけはっきりしている。  「なぜかトイレに異常に詳しい」  そんな人生が、世界を変えることもあるって話だ。

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カクヨム
カクヨム2025/06/07
  • 現在の作品何してるって?「読書だよ!」トイレに居すぎて異世界チート!