あらすじ
魔力量ゼロと蔑まれ、勇者パーティから追放された少年カイ。途方に暮れて辿り着いた辺境の集落・霧柳〈きりやなぎ〉の里で、彼は自分だけの“視界”に気づく。世界を満たす微細な光片――スキルや魔法、装備、果ては人の絆にまで宿る見えない“欠片”が、彼には見えるのだ。
カイの固有能力は欠片集積〈フラグメント・アーカイブ〉。壊れかけの道具、半端なスキル、失われた古代術式。散らばる欠片を集め、合成し、上位化し、真価解放する。
辺境で出会った仲間――獣人の狩人フィオ、鍛冶師のドワーフ娘ドルガ、元魔王軍の治癒士ノワ、無口な書庫精霊リス――と共に拠点を築き、村と自分を鍛え直す。いつしか“最弱”と呼ばれた少年は、勇者すら追い越し、魔王の背後で世界を歪める黒い手へと挑む。
これは、捨てられた欠片で世界を作り直す、逆転と成長の王道ファンタジー。