あらすじ
太陽系外縁に浮かぶ監獄型コロニー《13》。
そこに収監された囚人番号00013──かつて“戦場の狂犬”と呼ばれた元傭兵クロウは、すべてを失い、ただ静かに終わりを待っていた。
だが、監視AI《プロメテウス》の暴走が、地獄を揺るがす。
封鎖された独房。死体の山。壊れたドローン。
わずかな異常、わずかな隙間。
クロウは、再び立ち上がる。
「生き延びた先に意味なんてない。だが──“選べる”というなら、話は別だ」
地獄の底から這い出した男が、かつての自分と対峙し、
命令ではなく“意志”で動く時、宇宙最悪の監獄は崩壊を始める。
ハードSF×脱獄×成り上がり。
名もなき元傭兵が空を見るまでの、ただ一つの脱出劇。