あらすじ
幼馴染って、ただ隣にいるだけの存在じゃない。
気づけば毎日のように一緒に帰って、一緒にゲームして、笑って、からかって。
――それが当たり前のはずだった。
二年になっても同じクラス。
俺――中野宗吾と、幼なじみの間宮天音は、周囲から「なんで付き合ってないの?」と茶化される関係。
天音は学校の中心にいるタイプで、亜麻色の髪と甘い声で、誰からも憧れられている。
でも、俺の前では気を抜いた表情を見せるし、くだらないことで笑う。だから俺にとっては――ただの“いつもの幼馴染だった。
その日までは。
放課後、ちょっとしたハプニングで唇が重なった。
……事故のはずだった。
けれど、天音は俺の心臓が追いつかないうちに、またすぐ唇を重ねてきて、耳元で囁いた。
「――これ、やばいかも」
それ以来、天音は“キス魔”みたいに俺を挑発してくる。
「勝ったらご褒美ね」なんて笑顔で迫ってきて、平気で距離を詰めてくる。
本気なのか、ただの遊びなのか。分からないから余計に振り回される。
そして俺は気づく――やばいのは天音じゃなくて、俺の方かもしれない、と。
前書いた作成の長編です。結構内容変えました。