あらすじ
「いつか世界は思い出す。その時はきっと―……、」
ノイズ音に乗ったその声はどこか懐かしさを感じさせた。
その言葉の真意はわからないが、その時とやらがくれば、おそらくわかるのだろう。
だが、今はそんなことよりも目下の問題をどうにかしなくてはならない。
「ねぇ!フェレス聞いてるの?」
「あぁ聞いてるよレネ、とってもよくね。」
「そんな乱暴な接し方だと、嫌われてしまいますよレネス様。フェレス様も女性はお淑やかな方がよろしいですよね?」
「確かに、女性らしさというのは魅力のひとつではある。けれど、僕はそれだけではないと思うけどよ。」
「ルメニカ。喧嘩を売っているの?」
「そんな……。喧嘩は同じ能力の人間の間でしか起きませんよ?」
「そろそろあんたにはお灸を据えてやらなきゃならないって思ってたところなの!」
「怖いですよレネス様。あなたが暴れたところでフェレス様の気持ちは変わりませんよ。ねぇ?」
含みを持たせてこちらを見ないでくれ。
「!!!どういうことなの……フェレス!」
「どうもこうもないですよね。フェレス様!」
「そうだね、僕は君たちが仲良くしてくれると嬉しいなぁ……なんて……ね、」
前世でもこういうトラブルは多かったがどうにも腕が鈍っているらしい。
しかし、前世からこういう対処しきれないトラブルをどうするかは決まっている。
一旦逃げることだ!
「四が福音。章を五。節に七。あぁ、神よ。その体が一部にお借りします。」
少年が言葉を紡ぐと、無数の文字が浮かび上がり、彼の背中を押し始めた。
「ちょっと!待ちなさいフェレス!!!」
「フェレス様!酷いです!お待ちください!!!」
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元売れっ子ホストが異世界で愛を探す……?はずが、ここでも修羅場、あっちも修羅場、そっちも修羅場。
果たして真実の愛を見つけることはできるのか。
愛と神話を題材に世界を描く異世界転生譚。
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はじめまして。
猫は雨に踊ると申します。
初めての執筆なので至らぬとこもありますが頑張って書きますので、ぜひ読んでみてください。
第1章はできるだけ早めに仕上げたいと思っているので週3投稿程度の更新スピードになると思います。