あらすじ
《世界の片隅で、少年は剣を握った――》
〈コードの向こう側〉の主要キャラ・カイル=スローンの過去を描くスピンオフ作品。
物語は、彼がまだ12歳の少年だった頃から始まる。
小さな村に生まれ育ったカイルは、幼き日に家族を亡くし、ただ「強くなりたい」という一心で毎日を過ごしていた。
だが、筋力も技術も未熟な彼にとって、冒険者という夢はあまりに遠い。
それでも諦めないカイルは、日々の体力づくりや実戦形式の訓練に取り組みながら、失敗と挫折を繰り返す。
やがて、ひょんなことから先輩冒険者との初めての共同任務に参加することとなり、命のやり取りと“責任”の重さを知る。
危機の中で出会ったのは、“かつての英雄”と呼ばれた一人の隠遁者――ガルド。
その男との邂逅と対話が、カイルに新たな価値観と希望を与える。
やがて、運命の歯車が動き始める。
幾多の試練を超えて、少年はひとりの冒険者として名乗りを上げるまでに成長していく。
これは、英雄と呼ばれる前の少年が歩いた、成長と選択の記録――
『カイル=スローン』という名が刻まれる前の、もうひとつのプロトコル。