あらすじ

娘を自動車事故で喪い、その加害者を同じく轢死させた高階朔(たかしな さく)(32)は、死刑判決後の再審中にあり、衛生係として拘置所に従事していた。 同所には少年死刑囚に確定された天川透(あまがわ とおる)(21)がおり、年若ながら虚構を映した瞳でたたずむ彼が気に掛かり、趣味である短歌、『連歌』を通じ彼とささやかな交流をはかろうとする——。 短編「お前と見るまでは」https://estar.jp/novels/26091886 の後半を大幅に加筆、構成変更した完全版です(8,000字→約18万字) ※こちら単独で読めます。元短編を気に入って頂けたらでも、ネタバレが嫌な方は短篇未読でも、良いと思います。 胸糞、鬱展開、ヒューマンドラマ要素が高いですが、周囲の親族、刑務官などとの関係性も長い年月を通して描きながら、 "爽やか誠実元消防士×陰キャ儚い情念隠し系"の、 年齢も罪を負った背景も違う、突きつけられた死をただ待つのみの鎖ざされた世界で出会ってしまったふたりが至上の甘い魂の結びつき、昇華を迎えるまでを辿りました。 最後の最後に奇跡のキスシーンまで書(描)いてます。 囚人の処遇、量刑や裁判、自由度、各種職務内容などにフィクションを多分に含みます。 ※本作には死刑制度や極刑執行の描写(詳細はありません)、過去の犯罪、未成年死刑囚との交流、鬱展開など読む方によっては強い感情的反応を引き起こす可能性のある内容が含まれます。ですがあくまでフィクションとして、救いを用意した世界観や心理描写に重きを置いた構成としています。

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エブリスタ
エブリスタ2023/05/01
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