あらすじ
その夏、少年と父は初めて2人で旅に出かけた。
と言っても、行先は父の実家、田んぼと畑以外に何もない田舎である。
16歳になった息子に、父は自分が同じ歳であった『あの夏』の思い出話を始める。
「何もない村だけど、昔、ほんの短い間だけあったんだ。――店が」
これが最初で最後になるであろう、父と息子の短い2人旅。
父の口から語られるその不思議な話を通じて、少年は何を思うのか。
少年時代の『あの夏』を思い起こした父は、忘れていた何かを取り戻せるのか。
他に何もない田んぼのど真ん中に突然現れた、名前からして奇妙な『初体験販売所』とは一体。
* * * * * * * * *
※短編サークルイベ参加作品です。
イベ概要:
・タイトルに『初』を入れる
・文中に数字の『10』を使う
・季節を『夏』にする
・50頁以内
表紙絵は藤原しゅう様にいただきました(*^^*)