あらすじ
鳳清華は産まれて間もなく、母親を失くした。父方の叔母に引き取られるも、両親のいない淋しい日々を過ごしていた。
そんな清華も十六歳になり、縁談が舞い込む。
相手は九歳年上の海軍士官・長谷川鏡弥。
清華は叔母に命じられるままに長谷川邸に向かうも、そこに夫である鏡弥の姿はなく――――彼の写真があるのみ。
鏡弥の上官・時東准将の妻・花が邸を訪ね、波が荒れて寄港が遅れると説明がある。
『家にいらっしゃい』
花の提案を受け、清華はしばらく滞在させてもらうことにする。
そして、数日後。
ついに鏡弥が帰ってきた。