あらすじ
ある国についての伝奇小説です。
* * *
少女は願った。
争いのない国を。清く美しい世界を。
しかし、その願いとは裏腹に大地は血と涙に濡れ、空は絶望に染まっていく。
その手に花を咲かせ、鳥に変身する異能の民《弔寡族》。その一員として生を受けた燕蓮は、何も知らないまま幼少期を過ごす。だが、この世界に触れていくにつれて、自分の「役目」を悟り、引き返すことのできない境地へ足を踏み入れてしまう。
華々しい繁栄の代償《隠華》。
なんの力も持たない《朱の民》。
彼らはこの国に何をもたらすのか。
この世界の行く末とは。
幸せな未来。ただ、それだけのために。
* * *
――読者だけが真実を知る。
※本作品はフィクションであり、現存する宗教、団体、その他思想を肯定するものではありません。