あらすじ
双子の妹と比べられ、忌み子として家族に虐げられてきた佐伯真綾は、ある日突然、結婚を命じられる。相手は、名門生まれの若き天才だが、さまざまな悪評が立つ天文学者である藍沢深弥。彼との縁談はもともと妹に来たものだったが、この縁談を嫌がった妹は、姉である真綾に彼との結婚を押しつける。
心を閉ざして冷たく見下してくる深弥に、真綾は恐怖する。しかし深弥の抱える秘密、そして彼の優しさを知っていく中で、真綾は彼に初めての恋心を抱く。
頑なだった深弥もまた、けなげで純真な真綾に次第に強く惹かれていく。やがて真綾にだけは心を開き、彼女を深く愛するように。
本来の美しさを取り戻し、深弥にも愛されて幸せに暮らす真綾。
しかし、二人の幸福を快く思わない者達の魔の手が忍び寄り――
星々きらめく和風シンデレラロマンス。
〈登場人物〉
佐伯真綾:忌み子として虐げられ、身体に無数の傷跡を持つ娘。心の傷が原因で、言葉をなめらかに話すことができない。
藍沢深弥:太陽の光に当たることができない身体のため、夜にしか外に出られない天文学者。人嫌いで冷淡な性格。
佐伯有紗:真綾の双子の妹。美人だが傲慢な性格で、真綾を見下している。
奥村十和:深弥の屋敷で働く使用人。
*表紙はかんたん表紙メーカー2様にて作成させて頂きました