あらすじ
森谷陸翔は、唯一の友人からの衝撃的な裏切りと、繰り返されるいじめのせいで、数か月間家に閉じこもっていた。
ほとんど誰とも話さず、父に捨てられた後、昼も夜も働く母にさえ口をきかない。
ある日、窓に現れたドローンによって、彼の生活は突然破られる。
そのドローンを操縦していたのは、稀な病気のためほとんど外に出られず、自分の部屋に閉じこもる藤宮栞だった。
ドローンは彼女にとって世界とつながる唯一の手段であり、陸翔との最初の接点でもあった。
二人の間には、音楽や小さな日常の出来事、打ち明け話を通して、壊れやすくも深い友情が芽生える。
しかし、陸翔にとって世界へ一歩踏み出すことは大きな苦労であり、栞にとっては一言一言が重みを持つ。
異なる二つの世界が出会ったとき、二人の人生はどのように変わるのだろうか。