あらすじ

「ねえ。密室殺人に必要不可欠なものは何だと思う? 死体だよ。死体がなければただの密室。何も珍しくないんだ」  密室偏愛お嬢様探偵・箱入氷菓と、彼女の助手「死体くん」の物語、開幕! 死体が語り手?  時は大正。通信制女学院一回生、箱入財閥のお嬢様、箱入氷菓(はこいり ひょうか)は、日に3度のアイスクリームよりも密室殺人が好き。彼女にとって、広大な邸宅は最高の「ミステリー実践学級」。その日常は、僕が「死体役」を務める密室トリック実験の課題に溢れていた。  ある日、氷菓に届いた差出人不明の「完全密室を贈る」という手紙。それは、名家の屋敷に隠された開かずの間を開くための暗号であり、ミステリー学級としての課題だ。謎解き大好き、密室大好きな氷菓にかかれば、どんな謎でもアイスクリームのようにさらりと解けてしまう。しかし、開かずの間の扉が開いた先にあったのは、胸を刺され絶命した敬愛する執事の姿だった。  誰も出入りできない密室で起きた殺人事件。 愕然とする僕をよそに、氷菓は言い放つ。「これは密室殺人だ。そして、私、侍女、料理人、医師、死体(役)。この中に犯人がいる」  これは、密室偏愛お嬢様と死体役の唯一無二のバディが凍てついた心を溶かす、大正浪漫密室ミステリー。 ■登場人物紹介  氷菓     密室謎解きを愛する令嬢  僕      密室で「死体役」を務める執事見習い  愛里(ありす)箱入邸に仕える、謎めいた侍女  執事長    箱入家の「闇」を知り尽くした執事  ドクター   屋敷の秘密を操る謎多き医師  ジャン    屋敷の「異変」を見つめる料理人

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カクヨム
カクヨム2025/08/17
  • 現在の作品箱入氷菓の完全密室