あらすじ
この世界には、“死者の声”を聴き、世界の調停を保つ者たちが存在する。
名を《天使》。
魂を選別し、輪廻の秩序を守る、絶対中立の霊的機関──
……のはずだった。
だが、ときにイレギュラーは起きる。
たとえば──
「高校生が、天使の役目を継いだ」としたら?
緋月紅之介、十七歳。
ある事故に巻き込まれた拍子に、《天使の力》を継承した高校生。あと余談だが、常にお腹の調子が悪い。
そんな彼がやらされるのは、成仏できない死者の悩み相談。
──とは名ばかりで、
「バズってから成仏したい」
「推しのドラマの最終回まで成仏待って」
「私を殺した殺人犯を捕まえてくれ」
「海で失くした婚約指輪、拾ってきて」
──そんな無理難題のオンパレード。
文句を言いつつも、“死者に振り回される日常”にも慣れてきた、ある日。
突如世界の終焉を告げる“祈り詩”を聞かされる──
「世界が滅びる。止められるのは、お主だけじゃ」
──ファッ???
理不尽な天命。終わりゆく世界。
そして、鍵を握るは《七ツ星》。
◆
これは、冴えない高校生が“天使”になって、
笑って泣いて、屁こいて、世界の運命と戦う──
王道×神話×終末世界×群像劇×天界転移×たまに下痢な、テンプレ崩壊ごった煮現代ファンタジー。