あらすじ
公式さんの企画「和風ファンタジー×契約結婚」用の書き下ろし。糖分控えめ、ややダーク。
◆あらすじ(途中まで)◆
文献に倭の記録がほとんどない空白の時代。日高見國(ひだかみのくに)の常季輪(ときわ)を治めるセオリヒメは、亡き夫にかわり、二人目の山人(ヤマト)の夫を葦原大和(あしはらやまと)からもらう。「赤鉄皇子です」。その時、空には鴉が舞っていた。
現代。海辺の常季輪村に転居してきた百百世織(ささせおり)は山の中で、小銛晃嗣(こもりあきつぐ)と小銛早彌(こもりはやみ)の兄弟と出逢う。晃嗣は世織に関心を寄せるが、世織は一つ年下の旭七斗(あさひななと)に護られており、七斗と仲がよい。
常季輪村は近代まで閉鎖されていた。日高見國にいた志士玉(ししたま)の民は奇しき力を持ち、時の為政者の眼から逃れるようにして、常季輪の中で息をひそめて生きていた。
「わたしたちは、大和から恨まれているから」
古代の亡霊が世織たちをたびたび襲う。
「それなのに、どうして常季輪には大和の墓があるの?」
そこには時を超えた愛の物語があるのだった。
~~登場人物~~
◆(古代)
セオリヒメ…志士玉の媛
菫青皇子(きんせいおうじ)…葦原大和の皇子
赤鉄皇子(せきてつおうじ)…葦原大和の皇子
片璃皇子(へんりおうじ)…高天原の皇子
◆志士玉の民(常季輪系)
百百世織(ささ・せおり)…高校一年生
旭七斗(あさひ・ななと)…中三
都城仲人(つしろ・なこうど)…高三
宗鷺凪子(むなさぎ・なぎこ)…養護教諭
大椎(宗鷺)天羽(おおじ・あもう)…凪子の兄
高瓦内芙未(こうがだい・ふみ)…二十代後半
弓納院億久(ゆみないん・おく)…中一。義足。
◆志士玉の民(高天原系)
小銛晃嗣(こもり・あきつぐ)…二十代前半
小銛早彌(こもり・はやみ)…晃嗣の弟