あらすじ

私―シルフィーヌ=コランダムは、このアダマス王国で国防を一手に引き受けるコランダム家の長女として生を受けた。 コランダムの直系に女児が生まれるのは、300年ぶりのことだ。 そのため、両親をはじめとする家族も、コランダム領の領民、傍系の家門まで、皆は私のことを『奇跡の子』という。 だが、当人である私は思うのだ。『奇跡の子』だからといって、この世界の中心にいるわけではない。 お父様はよく私に話して聞かせてくれた。 この世界は、神が勇者を王とする国を作るために綴った物語なのだと。 もしも、それが本当ならば、きっと私は脇役なのだろうと思う。 歩んできた道を思えば、神に抗うヒーローはお父様だ。 別の視点ならば、運命を引き寄せるために行動したお兄様とお義姉様だ。 家族を支える駒であればいいと思いながら過ごしてきた私は、決してそうではない。 商会を立ち上げ財を得たり、婚約者の浮気で婚約破棄をしたり。 きっと、私程度の幸や不幸など世の中に溢れているし、さして珍しい出来事でもない。 だから、やはり、私は脇役なのだ。 そう、思っていたのに 「あなたに再び会うために生きてきたんだ」 そういって笑う彼の手を取ってしまったらどうなるのだろう。 私もヒロインなれる? それとも、やはり、私は脇役だろうか…… 私は、私自身は……どうしたいのかしら

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小説を読もう2025/03/16
  • 現在の作品「奇跡の子」だけど脇役です!~周りが主役級ばかりなのでヒロインといわれても困ります~