あらすじ
大正時代、一つの種族が地上を追われ地下へと逃げ込んだ。
「炎の一族」と呼ばれる者達である。彼らは一族以外の者を触れるだけで殺してしまう能力を持っていた。この一族を倒し、地下へと追いやったのは「闇人」である。彼らは力を持たない人間たちの懇願を受け、炎の一族を地上から追い払い地下へと幽閉した。闇人の力は炎の一族の力とは対極の力と言われているがその全容は定かではない。彼らは炎の一族を蹴散らしたのち、自身も地下へと潜り長い年月が経過した。
炎の一族が地下へと押し込められた「地下投獄」の日から四百年後。炎の一族の青年、陽向はとある記憶に苛まれていた。それは、地下へと移り住んで来た力なき普通の人間の少女を死なせてしまった記憶だった。触れるだけで殺してしまえる自身の力に戦き、そんな危険極まりない力を持ちつつ生き続けている自分に疑念を抱いていた陽向は、自分達を地下へと押し込めた闇人に興味を持ち始める。これほどに危険な自分たちを闇人が全滅させなかった理由が知りたかったためだ。
そんなある日、陽向は崖から滑落し重傷を負ってしまう。
助かるはずもなかった自分を助けたのは闇人の青年、楓だった。
自分達一族から太陽を奪った張本人である闇人がなぜ自分を助けるのか。理由もわからぬまま、彼に看病されていて陽向は気づく。
一族以外の人間はすべて殺すはずの自分の力が、彼には通じないことに。
それに気づいたとたん、陽向の胸に宿ったのは「この人に触れたい」という思いだった。その陽向の思いに対し楓は「君は僕たちの天敵」と言うが。。。
表紙はCopilotのAI生成画像です。