あらすじ
桃香梓は『B寮の女王』と呼ばれ、赤い髪はひときわ注目を集め、色気を放ち、女王様然として君臨している。
「年上の恋人がいる」「男を飼っている」と何かと噂を立てられるが否定も肯定もしない梓。
従姉妹で幼馴染のB寮寮長の桃香一臣はそんな梓を守ってきたが、翌年の副寮長を決める寮挑戦に敗北し、梓をA寮の副寮長に指名され奪われてしまう。
A寮の寮長・園田哲は、一臣と同じく初等部からの幼馴染だ。
梓と同じように噂を立てられているが、素行も悪く、来るもの拒まず、去るものを追わない、梓とは真逆で浮名を流している。
そんな園田の禁忌は『恋』。
相手が本気になると途端に冷めて関係を切る。
そんな園田に梓はひっそりと恋をしていた。
女王様であり続けて園田の気を引き続ける。
遠くから想っているだけでよかったのに、園田は梓を副寮長に指名して引き寄せる。
『一度だけ』と持ってしまった関係は園田によってずるずると続けられてしまう。
好きだと言えない梓のひた向きな想いは園田に届かない。