あらすじ
ソレは突然、現れた。
宙を舞うように、ひらりと
俺の目の前に。
小さな一匹の黒猫。
ソレとの出逢いが、俺の運命を変えた。
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あたしは何処から来たんだろう。
気付いたら川のほとりにいた。
寒くて、寒くて、目が覚めた。
川に映る自分の姿に違和感を感じた。
『あたしは、猫?』
ううん、違う。
あたしは、あたしは、人間だった。
わからないの。何も。
ただ、人間だった時の事は微かに覚えている。
あったかい布団。
焼きたてのパンに、淹れたてのコーヒー。
でも、今は猫。
宛てもなく歩いた。
寒くて、お腹が減って、何度もくじけそうになったけど、
歩いた。
どこか帰る場所があるような気がして。
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新撰組 副長 土方歳三
黒猫 千景(ちかげ)
二人が贈る、不思議で切ない物語り。
2012.12.11 執筆開始