あらすじ
嵐の夜、一人の女の子が山間の村に生まれた。女の子の名前は清華。
しかし、清華を産んで程なく、母の櫻子は亡くなった。徴兵されていた父・清輝も、神国との戦争で帰国することなく戦死してしまった。
幼い清華は父方の叔母・多香子と、夫の崇高に引き取られるも学校にも通わせてもらえない。使用人として働かされる、淋しい日々を過ごしていた。
しかし、叔母夫婦の見ていない所で、料理人や女中から読み書きや料理を学んでいた。
そして、運目の出逢いが訪れる。
それは、亡き父・清輝の上官だった中将の仲人で決まった縁談だった。
渡されたのは一枚の写真だけ。二十五歳になるという海軍士官・大尉の長谷川鏡弥と、手紙で互いを知り合う事から二人は夫婦を始めてゆく・・・。
親をなくし愛に飢えた少女と、真面目な海軍士官の青年の恋が始まる?