あらすじ
白武駿介は走攻守揃った野球選手として高校大学と各カテゴリーで活躍してきた。しかし、プロの誘いを断り、渡米。名門大学で最新スポーツ科学を学び、その後、メジャーリーグのコーチにまで上り詰める。
しかし、それは夢の通過点に過ぎない。彼の夢は日本の高校生を指導して、メジャーリーグでも通用する選手を育てるというものだった。また、日本野球の悪しき伝統、理不尽な上下関係、非効率な練習、勝利至上主義、保護者会をはじめとする無意味な人間関係の気遣いなどを一掃すること。自らの野球理論で日本高校野球界を改革する、それができるのは自分だけだと信じていた。
そして、不思議な縁によって白武は高校野球の古豪「岡山関備高校」野球部監督に招聘される。彼は監督要請を受け、帰国を決める。
関備野球部監督着任日に飛行機で出会ったゴージャスな客室乗務員が現れ、なぜか意識が遠のく。
「あのチームを甲子園に連れてきたら、戻してあげる」
目覚めたのは1959年の日本。敗戦から立ち上がろうとする日本の片隅で白武は途方に暮れる。ところが、そこから事態は急展開。坂道を転げ落ちるように「岡山関備」野球部の監督になぜか就任させられる。
命知らずのど阿呆野球部とアメリカ帰りのロジカル監督が出会い、爆死する。