あらすじ

弘仁二年(八一一)、政治の中枢が山城国平安京に移ってまだ間もないころ 嵯峨帝は目の前の巨大な棺を見ながら深い追憶の中にいた―― 十四歳の田村麻呂は、幼くしてその弓馬の才に目覚め、武官である父より大和朝廷ひいては帝(みかど)への揺るがない忠誠心を植え付けられながら育つ。この武芸の才覚をいつかは朝廷のために役立てる日を心待ちにする田村麻呂だったが、ある時期を境に心を失ってしまった兄の姿が、また同時に彼の中にある疑念をもたらしていた… 時を同じくして都には混沌が訪れ、一つの時代が終焉を迎える… 一族の宿命、おのれに待ち受ける運命を知るとき―— 時代もまた彼を呼び求める

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カクヨム
カクヨム2025/08/16
  • 現在の作品威風の子