あらすじ

看護大学に通う二年生、ユリエ。 朝は病棟実習、昼は授業、夜はカフェのアルバイト。週末もシフトで埋まり、心も体も疲れ切っていた。奨学金は「借金だから」と拒み、仕送りもほとんどない。自分ひとりで生きている――そう信じてきたが、現実は容赦なく、生活は常にぎりぎりだった。 そんなとき出会ったのが「パパ活」。 匿名のSNSで知り合う年上の男性たち。お金は確かに手に入る。だが、彼らの優しさの裏にある支配や都合、そして時に心ない態度に、ユリエの心は少しずつすり減っていく。 “ぬくもり”を求めて始めたはずなのに、触れ合うたびに虚しさは深まる。 それでも――人を信じたい気持ちは消えていなかった。 そんなユリエの前に現れたのが、既婚者の中年男性・パパタロー。 ただのお金のやり取りに終わるはずだった出会いが、やがて彼女の心を揺らし始める。 生きるために選んだ関係の中で、ユリエは何を失い、そして何を見つけるのか。 「優しさ」と「お金」の狭間で揺れる、静かで切実な青春譚。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/08/16
  • 現在の作品名前のない関係3ーあの娘がパパ活をやめた理由・ユリエ編