あらすじ

ギャルが、俺の机を尻置きにしていた。 その横でそいつは、口の動きだけで、俺に『ごめん』と言った。 そいつは進冬千秋。ギャルの取り巻きその2だ。 少なくとも、それだけの認識だった――授業中の誰もいない屋上で、そいつと出くわすまでは。 「あいつには内緒ね?」 「はい、間接ほっぺチュー」 「く、くすぐったいってば……」 「ただ、あいつが……あたしよりも、眩しすぎるだけ」 遠い授業の声。 誰もいない屋上のベンチ。 サイダーから炭酸が抜ける音。 膝枕から見上げる青空と、彼女の顔。 その日から、授業中の屋上は、俺と進冬の聖域になった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/08/16
  • 現在の作品ギャルの取り巻きその2と、お気に入りのサボり場で。