あらすじ
舞台は、軍によって完全封鎖されたドバイ
カリスマ主催者レックス・マーベリックが提唱した、優勝賞金100億円を懸けた前代未聞の市街地飛行機レース「STRIX」が、全世界の注目を集めていた。
参加資格は、世界規模で行われたシミュレーター予選を勝ち抜いた、わずか6名のパイロットのみ。
その中には、女性レースという「鳥かご」から飛び出してきた若き天才、ステラ・シルヴァーシュテーンの名があった。「白い死神」の異名を持つ彼女は、空に存在する見えない壁を破壊するため、この禁断のレースに全てを賭ける。
彼女を待ち受けるのは、悲劇の過去を背負い、再び空に戻ってきた伝説(レジェンド)。その伝説の首だけを狙う、孤高の現役チャンピオン。そして、英雄の座から転落し、己の命を繋ぐために飛ぶ元軍人。空を舞台と謳う傲岸不遜の芸術家。人間を実験材料としか見なさない、冷徹なAI。
彼らの軌跡は、運命の糸のように絡み合い、一つのゴールを目指す。
重力制限のない空で、求められるのは純粋な速さと、生き残るための覚悟のみ。
光速の先に見えるものは、栄光か、それとも破滅か。
これは、たった一日で、空の全てが変わる物語。